古くから親しまれているベタの改良品種です。“ショウクオリティ”（ショウベタ）ベタの最高峰とも言える品種で、半月のような大きな尾ビレが美しい品種です。尾ビレの軟条の分岐がトラディショナルタイプよりも多く、この軟条により大きな尾ビレを支えられるようになっています。一般に尾ビレの開きが１８０度の個体がハーフムーンと呼ばれ、さらに大きく開く個体はオーバーハーフムーンと呼ばれています。背ビレ、尻ビレ、尾ビレ全体のフォルムが円に近い個体が良個体とされ、色彩、体形、ヒレの形状の３拍子を満たす個体はコンテスト級とされています。ショウベタは生産地であるバンコクだけでなく、アメリカなどの海外でも人気を博しており、世界的なコンテストも多く開かれています。