カリマンタン島、西カリマンタン州原産のベタです。漆黒の体にブルーやグリーンの輝きを見せ、エラ蓋に見られるオレンジから赤の２本のラインとのコントラストが非常に美しい種です。産地によりいくつかのタイプに分けられ、タンキリン産の個体は体側のメタリックな輝きが特に美しく、マンドール産の個体は尾ビレがピンテールになるなどの特徴が見られます。近年になり、マンドール産は別種として記載されたことから、今後さらに詳しい調査が進んでいくと思われます。飼育はやや難しく、十分にろ過の効いた酸性の軟水を用意する必要があります。繁殖もマウスブリーディングベタの中でも難易度が高く、系統維持の難しい種です。