北海道と東北地方の一部に生息する日本固有のザリガニです。元来日本国内に生息するザリガニは本種を示していましたが、アメリカザリガニやウチダザリガニの移入、河川の開発により数を減らし、非常に貴重な種となってしまいました。山地の渓流や沢等に生息し、一般に見られるアメリカザリガニに比べて体色は地味でサイズも小型です。飼育は、小さい内であれば３０ｃｍ、単独飼育であれば４５ｃｍ水槽で終生飼育が可能ですが、アメリカザリガニに比べ水質にうるさく、水質の悪化や高水温に弱い面があるので注意が必要です。水温が２０℃を超えることがないようクーラーなどを使用する必要があります。また、アメリカザリガニなどに比べ植物質の餌を好む為、通常の餌以外にも水草や落ち葉などを与えると良いでしょう。繁殖可能になるまで５〜６年かかるといわれ、産卵数も少ないことからブリードの難易度は非常に高いです。