分類: | 動物界 - 脊索動物門 - 脊椎動物亜門 - 条鰭綱 - スズキ目 - カジキ亜目 - |
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名前: | カジキ |
学名: | |
英名: | Marlin、Swordfish、 |
別名: | |
大きさ: | |
体色/体型: | |
説明: | カジキ(梶木・舵木・旗魚)は、スズキ目カジキ亜目 Xiphioidei に分類される魚の総称。 温暖な海を高速で遊泳する大型肉食魚で、いずれも上顎が剣のように長く鋭く伸びて「吻」(ふん)を形成しており、食用やトローリングによるスポーツフィッシングの対象魚。 カジキ亜目はメカジキ科 Xiphiidae、マカジキ科 Istiophoridae の2科からなる。 マグロとは全く関係が無い、異なる分類群であるが、混同する人もいる。 大型種では全長4 m 以上・体重700 kg に達する。 小型種でも成熟すると全長1mを超える。 頭部の吻が長く、他の魚とは見分けがつけ易い。 吻の形状は、メカジキ科では上下にやや扁平な剣型、マカジキ科では円錐形の槍型である、気絶、あるいは致命傷を負って瀕死の状態になった獲物を捕食する。 吻はまた大型のサメ類から身を守るのにも用いられ、特に成魚の一突きは十分な致命傷を与えられる。 カジキ類は水中における最速のスプリンターである。 水中ゆえに最高遊泳速度を正確に測定することは難しいが、種によっては時速100km 以上に達すると考えられている。 バショウカジキのトップスピードなら、25m プールを1 秒以内で駆け抜ける速さに相当する。 水中で最も速く泳ぐことのできる動物として、’ギネス・ワールド・レコーズ:ギネスブック’にも記載されている。 その体には高速遊泳に適応した構造や機能がいくつか見られる。 * 多くの高速遊泳魚に共通することであるが、体は流線型(紡錘形)をしており水の抵抗を受けにくい。 * 筋肉に奇網という熱交換器官を備え、周りの海水よりも体温を高く保つことができる。 これは水温が低いと筋肉の動きが鈍くなるという、変温動物である魚の短所を克服している。 * 第一背鰭(せびれ)と臀鰭(しりびれ)には、鰭を格納するための溝がある。 高速遊泳時にはこの溝に鰭を収納し、ブレーキをかける時に鰭を大きく広げる。 * 腹鰭が退化傾向である。 マカジキ科は2本の細い帯状になっており、メカジキは腹鰭が無い。 * 鎌のような三日月型の尾鰭(おびれ)は、長時間の持続的遊泳と短時間の爆発的遊泳の両方に適した形状である。 * 尾鰭のつけ根(尾柄 : びへい)には水平隆起線があり、遊泳時には小さな翼となって水から揚力を得ると |
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