分類: | 動物界 - 脊索動物門 - 脊椎動物亜門 - 条鰭綱 - 新鰭亜綱 - カサゴ目 - カジカ亜目 - トクビレ属 - トクビレ - |
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名前: | トクビレ |
学名: | Podothecus sachi |
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別名: | |
大きさ: | |
体色/体型: | まだら。淡色円斑。縦縞。黒。茶 |
説明: | トクビレ(学名:’Podothecus sachi’)は、カサゴ目トクビレ科に属する魚類の一種。 ハッカク(八角)のほか、サチなど多くの地方名をもつ。 和名のトクビレ(特鰭)は、雄にみられる大きな背鰭と臀鰭から付けられた。 北海道と関東ではハッカクといい、これは角張った体の断面を八角とみた。 青森ではサチといい、学名のSachiはこれによる。 他にヒグラン、フナカヘシ、ワカマツなどがある。 北海道では雄をワカマツ、雌をマツヨ、あるいは雄をカクヨ、雌をソビヨと呼び分ける地域もある。 トクビレは北日本・ピョートル大帝湾・朝鮮半島の東岸など、太平洋北西部を中心に分布する海水魚である。 沿岸の浅い海で暮らす’底魚:底生魚’で、岩礁や砂泥に体を横たえ、甲殻類や多毛類を主に捕食する。 体は細長く角張っていて、頭が鼻先に向けて尖る。 ホウボウの仲間と類似し、体長40-50cmほどにまで成長する。 背鰭は8-10本の棘条と12-14本の軟条で構成される。 鰭の形態に性的二形があり、雄の第2背鰭と臀鰭の軟条が異様に長く発達する。 吻(口先)が長く突き出ており、腹側に10本以上の短い口ヒゲを有することが、近縁種との明瞭な鑑別点となる。 本種は味の良い白身魚で、日本では底引き網・定置網・刺網などで漁獲される。 刺身・ 塩焼き・干物・軍艦焼き(腹に味噌を詰めて焼く郷土料理)など、さまざまな調理法が知られている。 |
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