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オオテンジクザメ
分類:動物界 - 脊索動物門 - 脊椎動物亜門 - 軟骨魚綱 - 板鰓亜綱 - テンジクザメ目 - オオテンジクザメ属 - オオテンジクザメ -
名前:オオテンジクザメ
学名:Nebrius ferrugineus (Lesson, 1831)
英名:Tawny nurse shark
別名:
大きさ:2m以上
体色/体型:無地
説明:
オオテンジクザメ(’Nebrius ferrugineus’)はテンジクザメ目コモリザメ科に属するサメの一種。オオテンジクザメ属唯一の現生種。インド太平洋沿岸の70m以浅に生息。円筒形の体と平たい頭はコモリザメに似るが、尖った背鰭と鎌形の胸鰭で区別できる。最大3.2m。
昼間は洞窟などで休んでいる。夜間は穴などに潜む獲物を活発に探し、吸い込んで食べる。餌は主にタコだが他の小動物も食べる。無体盤性胎生で、テンジクザメ目唯一の卵食性。出生時はかなり大きく、産仔数は少ない。
コモリザメに比べ大人しいが、強力な顎と鋭い歯を持つ。商業的に漁獲される他、ゲームフィッシュとしても扱われる。IUCNは危急種としている。
最大で3.2mになる。頑丈な円筒形の体、幅広く平たい頭を持つ。眼は側面に付いて小さく、上部が隆起し、後方に小さな噴水孔がある。前鼻弁は細長く伸びて触鬚になる。口は小さく、下唇は三葉に分かれる。上顎歯列は29-33、下顎は26-28。瓦状に重なって並び、外側の機能する2-4列以外は狭いスペースに押し込まれている。歯は扇形で基部は広く、3対以上の小尖頭がある。歯は成長と共に高く・分厚くなる。第四・第五鰓裂は他の鰓裂より近接する。
背鰭と腹鰭は角張り、第一背鰭は第二より大きい。胸鰭は細く尖って鎌形であり、他のコモリザメ類とは異なっている。第一背鰭は腹鰭の真上で、第二背鰭は臀鰭より前の上部に付く。尾鰭は成体の全長の1/4に達し、低い上葉を持ち下葉はほとんどない。皮歯は菱形で、4-5本の隆起が放射状に走る。背面は黄・赤・灰色などがかった茶色、腹面は灰白色。環境に合わせて体色をゆっくり変えることができる。幼体では下瞼が白い。
日本・沖縄・台湾沿岸では第二背鰭を欠いた個体が見られる。これは高い塩分濃度・温度・または人の活動の結果かもしれないが詳細は不明である。1986年、第二背鰭を欠く2.9mの成体雄が那智勝浦町で捕獲された。この個体はアルビノであり、これまで発見されているサメのアルビノの中で最大である。
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