ヤリイカ（槍烏賊、）は、ツツイカ目ヤリイカ科ヤリイカ属（ロリゴ属、genus ）の一’種 (分類学):種’に分類されるイカ。
ヨーロッパヤリイカ () を模式種とする ’属 (分類学):属’16種（異説あり）の中の一種である。
ケンサキイカ () は同属異種。
眼が薄い膜で覆われていることを特徴とする閉眼類（閉眼亜目とも称）に属す。
’外套膜:外套’長40cm程度（オスが約30 - 40cm、メスは約20 - 30cm）で、その胴体は細長く円錐形である。
通常は透明性の高い体色をしているが、興奮時には茶褐色の色素を強くする。
北海道から九州までの日本列島沿海、および、朝鮮半島・九州・中国上海周辺の3地域に囲まれた海域、すなわち、黄海全域と東シナ海東部海域に分布する。
早春から産卵期に入り、各地の沿岸に集まってくる。
よって、春が漁獲期となる。
ヤリイカは、約10年周期で漁獲量（資源量、生物量）が増減することが分かっている。
また、北太平洋にあるアリューシャン低気圧の勢力が増すとヤリイカは減少し、低気圧の衰退を受けて増加に転じる。
冬の水温が摂氏7度以下になると孵化率が下がり、資源量は減少する。