カゴカキダイ（駕籠舁鯛）は、磯に生息する、体色が黄色地に黒縞をしたスズキ目カゴカキダイ科カゴカキダイ属の小型の海水魚です。
岩礁で小さな群れをなして生活します。
チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属の　シラコダイ（白子鯛）　と似ていますが、シラコダイには黒い縞模様がありません。
また、シラコダイは美味しくありませんが、このカゴカキダイは刺身や塩焼きなどにして食べると美味です。

産卵期は4〜5月。稚魚期にチョウチョウウオ科に見られるようなトリクチス期を経ない。漁法はおもに定置網、底曳網である。ときに多量に漁獲されるが、雑魚扱いされることが多い。ただし、白身で肉質はよく、市場に並ぶこともあるようだ。観賞魚として飼育されることもある。丈夫で高温にも強く飼いやすい。幼魚は、磯採集で獲れることもある。