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カンパチ
分類:動物界 - 脊索動物門 - 脊椎動物亜門 - 条鰭綱 - スズキ目 - スズキ亜目 - ブリ属 - カンパチ -
名前:カンパチ
学名:Seriola dumerili
英名:Greater amberjack、
別名:Greater amberjack(グレーター・アンバージャック)、Greater yellowtail(グレーター・イエローテール)
大きさ:100~150cm
体色/体型:斜走体。背青黒。黒。銀。黄。茶。緑。縦縞
説明:
カンパチ(間八、勘八)、学名 ’Seriola dumerili’ は、スズキ目アジ科に分類される海水魚の一種。
全世界の暖海域に分布する大型肉食魚で、日本では高級魚として扱われる。
成魚は全長1m前後である。
最大で全長190cm・体重80.6kgの記録があり、アジ科の中では同属のヒラマサ ’S. lalandi’、大西洋産の’Lichia amia’ に次ぐ大型種である。
体は長楕円形で、前後に長く、側扁する。
頭部には頭頂から目を通り上顎に達する黒褐色の帯模様が斜めに走る。
この模様は幼魚期に顕著に現れるが成魚では不明瞭になる。
体表は光沢のある細かい鱗に覆われ、側線鱗数は約150に達する。
体色は背側が黄褐色-淡紫色、腹側が銀白色をしている。
その境界の体側には黄色の縦帯がある。
尾鰭下葉先端は白い。
背鰭と臀鰭の鰭条数は、第一背鰭6-7棘・第二背鰭1棘29-35軟条・臀鰭2遊離棘1棘18-22軟条である。
ヒレナガカンパチ ’S. rivoliana’ は本種とよく似ていて混同されることもあるが、第二背鰭と臀鰭の前端が和名通り鎌状に長く伸びること、尾鰭下葉先端が白くならないこと、本種より更に体高が高いことで区別できる。
ヒラマサ、ブリ ’S. quinqueradiata’、ツムブリ ’Elagatis bipinnulata’ 等は紡錘形の体型で本種よりも体高が低く厚みがある。
また目の上の縦帯模様もない。
アフリカ西岸域では類似種のギニアン・アンバージャック ’S. carpenteri’ と分布が重複し、ここでの詳細な分布は不明とされている。
標準和名「カンパチ」は東京での呼び名で、正面から見た際に目の上の斜め帯が漢字の「’8:八’」の字に見えることに由来する。
日本での地方名は数多く、カンパ(東京)、ヒヨ(神奈川)、アカイオ(北陸)、シオ(東海-関西での若魚の呼称)、チギリキ(和歌山)、アカハナ(和歌山・高知)、アカバネ(香川)、アカバナ(関西-九州)、ニリ(宮崎)、アカバラ、ネリ、ニノコ(鹿児島)、ネイゴ(鹿児島での若魚の呼称)等がある。
また本種は、日本各地で大きさによって呼び名が変わる「出世魚」でもある。
*関東ではショッコ(35cm以下)-シオゴ(60cmまで)-アカハナ(80cmまで)-カンパチ(80
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